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わくわく着物~着物の愉しみ~ 臥竜亭へようこそ!

わくわく着物~着物の愉しみ~ 臥竜亭へようこそ!

草履の愉しみ

■ □■「ワタシはこれだけやね!」(…誰?)■□■

「ワタクシ、鞄と靴は『マニア』」! こんなに大きく出ておきながら(ホントよー! けっこう持ってるのよー!)、草履は4足のみ。おまけに、そのうちの3足は、母から取り上げたもらった普段用と、フリマで200円(!)で手に入れたヤツと、母が振り袖を作ってくれたときに一緒に揃えてくれた礼装用。まともに買ったのは、夏用のパナマ1つのみです(笑)。これは、着物雑誌を見ていたら、とても涼しげで、こなれた感じが素敵だったので、衝動買いしてしまった物でした。
 小物に凝るのが本当のお洒落、とはよく聞く言葉ですが、ふだんの生活の中で着物を着ない私には、この4足で十分です。特に大活躍で手放せないのが、フリマで200円で手に入れたヤツ。いかにもビニール、って感じで高級感ゼロですが(笑)、色が玉虫のような薄い黄色で、これが着物の色を選ばず、何にでもなじむので、とても重宝しています。形もちょっと幅のある小判型で、履いていて足が楽。毎日着物、な方は別として、時々着物派は、色々数をそろえるより、何にでもなじみやすい1足を見つけるのが、収納場所の関係からもオススメです。かかとの厚みは約3cm。柔らか物の小紋から訪問着まで合わせます。
 紬やウールを着るときに合わせるのが、母からもらった(事にしておこう)濃い紫の物。200円のヤツは、ちょっとぴかぴかして、渋い紬の気分ではないので、こちらを合わせます。こちらもかかとの厚みは約3cm。
 礼装用の1足は、かかと厚みが約5.5cm。白ベースに、オレンジのパイピングがかかとと鼻緒にある、ちょっとおすまし可愛い感じです。振り袖に合わせたものですが、私はよくお出かけ小紋に合わせます。小紋だとちょっと砕け感覚だけど、訪問着では気張りすぎだし、色無地では寂しいと思う時が出番。ジーンズにハイヒールを合わせるつもり、といえばいいでしょうか。帯揚や帯締といった小物も薄い色を持ってきたり、バックもおすまし顔のを合わせるのが気分です。
 パナマの物は6月から9月に使います。別に単衣や薄物だからといって、草履は夏用の物を使わなければならないということはなく、袷の時に使う物で、着物とバランスの良い物を使えばいいのですが、見た目に涼しげで、「ひたれる」ので、つい買ってしまいました。こちらもかかとの厚みは約3cm。紬から柔らか物の訪問着まで、何にでも合わせます。ただ、披露宴へのお招きなど、フォーマルな場面には、夏でも礼装用の白い草履を使います。
 雨の日用のカバー付き草履は、何となく買いそびれて、持っていません。私は、移動はほとんど車なので、雨でも足袋の上に足袋カバー(ナイロン製ののびる足袋、って感じの物)を履いて済ませています。
 下駄も持っていません。着物を着るのは、お茶席かお出かけがほとんどなので、下駄を履いていけないのです。お茶席では、浴衣を着てのおさらい会などでも足袋をはき、草履で出かけます。また、車を運転するので、というのも理由の一つ。でも「普段から着てるんですよ、ホホホ」って感じがして、紬や小紋に下駄を合わせるのって、カッコいいなぁ、と思います。ちなみに下駄は、塗りの物は素足でもOK、白木の物は必ず足袋をはきます。


ぞうり
(画像)右上から時計回りに、礼装用の白、夏用のパナマ、玉虫っぽい黄色の200円の物、母からもらった濃い紫地の物



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